新日鉄住金エンジニアリング、大阪の大型物流施設竣工

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は10日、三井不動産から受注した大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク茨木」(大阪府茨木市)が竣工したと発表した。設計・施工を受注したもので、延床面積24万1900平方メートルと、同社の受注案件では過去最大規模。独自の免震装置、球面すべり支承「NS―SSB」409台を適用した。

 施設は鉄骨造地上6階建ての免震構造で鉄骨重量は3万4500トン。各階にトラックバースと両側にランプウェイを配したマルチテナント型となっている。独自の構造設計ノウハウである柱スパンの最適化設計「グリッド設計」を適用し、躯体コスト削減と1階床の鉄骨構造化による省力施工で工期短縮を図った。

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