三井金属、福岡県に高純度五酸化タンタルの新工場竣工

©株式会社鉄鋼新聞社

 三井金属は10日、三池レアメタル工場(福岡県)で建設を進めていた高純度五酸化タンタルの新工場が完成し、竣工式を行ったと発表した。竣工式には小川洋福岡県知事、中尾昌弘大牟田市長をはじめ福岡県と大牟田市から約30人の来賓が参加し、新工場の門出を祝った。

 三池レアメタル工場では、使用済み電子機器をはじめとした多様なリサイクル原料から高純度五酸化タンタルを生産している。資源リサイクルなどに関する次世代拠点の形成と展開に貢献可能なことから3月には「グリーンアジア国際戦略総合特区」に法人指定を受けている。同指定は使用済み電子機器などからレアメタルであるタンタルを高効率に回収し、高純度五酸化タンタルを生産するための設備導入に対するもので、国および福岡県の支援制度を活用して新工場が完成した。

 高純度五酸化タンタルはスマートフォンなど情報通信端末に搭載されるSAWフィルター向けタンタル酸リチウム単結晶の原料。同工場では、需要拡大に対応するため、高純度五酸化タンタルの生産能力を従来比2・3倍の月産25トンに引き上げる増強工事を進めていた。