噴煙2000メートルに 新燃岳噴火

 6年ぶりに噴火した霧島連山・新燃岳(1421メートル)は、12日午前11時現在も噴火が続き、噴煙は一時、火口から2000メートルまで上った。噴火警戒レベルは「3」(入山規制)を継続している。

 気象庁は火口から2キロ範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒を呼び掛け、風下側では火山灰や小さな噴石の飛来に注意を促している。

 宮崎地方気象台などによると、地下のマグマや熱水の移動などを示す火山性微動が同日午前7時ごろから増大し、噴煙の勢いも増している。新燃岳周辺では、噴火に伴う鳴動があったという情報も寄せられているという。同日午後は北東の風が吹くため、小林市や高原町などで降灰が予想されるという。

 

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