<レスリング>ヘンリー・セフード(米国)が2008年北京オリンピックの金メダルを焼失

2008年北京オリンピックで金メダルを取ったヘンリー・セフード(米国)

 米国のメディアが報じたところによると、2008年北京オリンピックの男子フリースタイル55kg級金メダリストで、現在は総合格闘技「UFC」で活動しているヘンリー・セフード(米国)が、10月8日にカリフォルニア州北部で発生した大規模な山火事に遭遇。命に別状はなかったものの、右足にやけどを負い、持っていたオリンピックの金メダルをなくしたという。

 セフードは元アメリカンフットボール選手が主催した募金イベントに参加のため、同州サンタローザのホテルに滞在。夜中に警報で目が覚め、2階建てのバルコニーから飛び降りて難を逃れたというが、金メダルは部屋にあり、焼失したもよう。

 山火事は鎮火しておらず、日本時間13日未明現在、約6万9000ヘクタール以上が焼け、住宅や店舗3500棟が全焼、死者は21人とも23人とも言われるほか。数100人と連絡がとれていないという。2万人が避難しており、被害が拡大する可能性もある。消防隊員8000人が出動して消火活動を続けている。

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