「不幸な結婚」をする女性が選びがちな男性の特徴

結婚して不幸せになるかどうかは、どんな男性を選ぶのかがカギになってきます。不幸な結婚をする女性が選びがちな男性の特徴5パターンをご紹介します。

「恋は盲目」になり、不幸な結婚をしてしまうケースも

晩婚化が進み、未婚の男女が多くなっている一方で、「結婚をしたい」と婚活に励む人もたくさんいます。婚活に成功すると「めでたくゴールイン」などと祝福されますが、本来、結婚はゴールではありません。結婚はスタートであり、実は大切なのは結婚をした後なのです。

結婚した相手や環境によって幸せな結婚になることもありますし、不幸な結婚になってしまうこともあります。不幸な結婚になると最終的には離婚をすることになってしまい、何のために婚活に時間と労力を使ったのだろう……ということにもなりかねません。

結婚した後で「こんなはずじゃなかったのに……」と気づいて離婚する理由のひとつは、結婚前に相手のことをちゃんと見ていなかったことが挙げられます。

「恋は盲目」といいますが、人は相手のことが好きになってしまうとマイナス点を見て見ぬふりをします。客観的に見れば「え?」と思うようなことでも、「ステキだわ」と思えてしまい、そのまま結婚をしてしまいます。

もしくは、苦労して婚活を進めていると、「こんな条件のいい人を逃したくない」「またお見合いからスタートするのは面倒だ」などと考え、「とにかく結婚すること自体」が目的になってしまい、盲目的になるケースもあります。

そこで、女性がついつい「盲目」になりがちな男性のタイプを紹介します。

1:こだわりがありすぎる

「こだわりがある」というと、独自の視点があったり、なんだかカッコいいというイメージがありますが、程度によっては不幸な結婚に結びつくこともあります。

たとえば、料理のこだわりです。作った料理にもあれこれと注文が入れば精神的にも負担になりますし、毎日の食事ともなると案外お金もかかるので家計の負担にもなります。

「おかずが2品なんて手抜きだ」というような亭主関白的な話から、「○○の塩を使っていないの?」「無添加じゃないものを使うなんて体に悪い!」という自身のこだわりの話まで、料理へのこだわりにもさまざま種類があり、どこまでならいいというものではありません。

付き合っているときには、「こだわりがあってステキ」なんて思うかもしれませんが、毎日のことになっても自分がつらくならないか、というのは判断基準にしてみてもよいでしょう。

「多少のことは大目に見る」という大雑把な部分がある人の方が、結婚生活はうまくいくので、結婚前に「お互いの妥協点」はしっかり見ておきましょう。相手があまりにも妥協できないタイプであれば、結婚すれば、その分あなたが何かと苦労を強いられることになると思います。

2:まめすぎる

最近は晩婚化の流れで、キッチンは常にピカピカに磨く、食べ終わったお皿はすぐに洗う、洗濯物は取り込んだらすぐにたたむなど、家事関連のことを素早くこなしてしまう独身男性は少なくありません。

家事の手伝いをしてくれる男性はやさしくて理想的と思われがちですが、自分よりもまめすぎると、逆にプレッシャーになることもあるようです。

まだまだ女性たちが、「女の自分が家事をすべきなのに……自分は無能なのではないか?」と無意識に考えてしまうことも原因のひとつです。そういう考えが常に頭にあると、すべてのことで「自分は無能」「自分は必要とされていない」と感じてしまい、どんどんつらくなっていくのです。

男性の「まめさ」を見極めるためにも、食事のときのテーブル拭きや部屋の掃除などを結婚前にチェックしておきましょう。もちろん程度によりますし、部屋がきれいなのはよいことなのですが、周りの男性と比べてやたらとキレイだったりしたら、自分との相性を考えてみてもよいかもしれません。

たとえば、「水回りを使うたびに乾拭きしないと気が済まない」というこだわりがあったり、「こんなことができないなんて能力不足だ」「ここを掃除せずにいられるなんて、神経を疑う」など無意識に周囲を貶める性格だった場合、すれちがいの原因として顕著になっていくでしょう。

3:家事をしない

まめすぎる男性に注意する一方で、どんなときでも家事は女性がやるもので、自分はいっさいやらないという男性もいます。そういう男性は、女性が体調が悪いときや明らかに病気のときでも、自分の都合を優先しがちです。

病気で寝込んだり、妊娠出産で体調がつらい時期でも、「僕のご飯はないの?」と平気で言ったり、「作っていないなら、俺は外食してくるから」とほったらかしにされたり。もちろん、洗濯物もたまりっぱなしで、「明日、着る服がないんだけど」と言ってきたりします。

そういう人はどんな状況になっても本当に何もしないので、自分や家族に何かあったときにとても困ります。共働きの場合はとくに「なぜ自分だけ……」と感じるようになってしまいます。

なんでも自分がやらないといけないと思っている責任感の強い女性や、相手に尽くして家事をすることに生きがいを感じる女性とは相性がいいかもしれませんが、実際のところ、そんな人は少数派だと思います。

もし付き合っている段階で家政婦のように家事を頼ってくるようであれば要注意です。結婚したら、より一層何もしなくなり、自分への負担が増えると思っていた方がいいでしょう。

4:母親を大切にしすぎる

もともと男性は母親に似た人を好きになる傾向がありますし、何かあればまずは母親に相談する男性もたくさんいます。要するに、母親への信頼や愛情が強いので、何をするにも母親の意見が必要になるのです。

それは結婚してからも変わらないので、妻である自分よりも母親の意見が尊重されることも多々あります。結婚相手と母親を比べてしまうこともあって、その度に「ウチの母親は良い、ウチの嫁はダメ」という比較を聞かされることになります。

もちろん、母親を大切にすることは悪いことではありませんし、親孝行という解釈もできます。なので、そこで文句を言ってしまうと「母親を大切にして何が悪い!」とケンカになりかねません。相手は自分がしていることは間違っていないと思っているので、同じ土俵に立っても無駄です。

ただ、結婚前に少しでも違和感を感じているということは、結婚してから嫁姑問題に発展するのはほぼ確実。結婚前に母親の前での彼の態度をしっかり見ておく必要があります。

そして、相手男性には、ふたりで新しい家庭を築いていきたいという前向きな意思表示をくりかえししていきましょう。母親を頼ることを批判するのではなく、自分たちで結婚生活を築いていこうと伝えるのです。

5:趣味が多すぎる

人生において、自分の楽しみである趣味を持つことは必要です。交際時は、「趣味が合いますね! こんなことにも詳しいなんてすごい! 教養があって素敵!」など、仲を深めるポイントになります。

しかし、結婚しても家庭よりも自分の時間を大切にしたり、趣味のために大金を使ってしまうのは大問題です。

子どもができれば教育費もかかりますし、老後のことも考えなければなりません。そうなると一人で趣味に打ち込みお金を使われてしまうと、結婚後の人生設計ができなくなってしまいます。

一方、趣味が1つもなくて楽しめることがないというのも、ちょっと問題です。やはり気分転換をする方法をいくつか持っている人の方が、お互いの時間を使えるという意味でもいいと思います。

趣味に関しては好き嫌いもありますし、結婚前から続けていることもあるでしょう。もし給料の半分を趣味につぎ込んでいるなんてことがあれば、結婚を考えていない証拠。そのままの気持ちでなし崩しで結婚したとしても、いずれお金の問題が発生します。

結婚の話が出てもなお相手のお金に対する意識が変わらないのであれば、苦労は目に見えているといえるでしょう。

不幸な結婚をする女性の男性選びということで、5つのポイントを紹介しました。自分の時間やお金の問題も絡んできますし、結婚後の人生をどう生きるかにも大きくかかわってきます。

不幸な結婚をしたくないと思うならば、相手のことをしっかり見てマイナス点こそちゃんと認めることが大切です。

あてはまっていたら即結婚はやめた方がいいというわけではなく、本当は違和感を持っているのに見て見ぬふりをするのではなく、結婚を考えるタイミングで改めてきちんと向き合っていきたいものです。

周囲の意見がどうあれ、結果うまくいけばいいのですが、不幸な結婚生活に陥ってしまう人がひとりでも少なくなるよう、気になる点があったら立ち止まって考えてみてほしいと思っています。

(文:佐竹 悦子(再婚ガイド))

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