マリナーズ番記者が岩隈久志の去就を予測「契約のバイアウトはほぼ確実」

9月27日(同28日)に右肩内視鏡手術を受けたマリナーズの岩隈久志投手。来季復活を目指し、現在はリハビリに励んでいる右腕だが、気になるのは来季はどのチームでプレーするか、だろう。

マリナーズ・岩隈久志【写真:Getty Images】

約11億2600万円の来季契約は球団が選択権を持つが行使しない見通し 

 9月27日(同28日)に右肩内視鏡手術を受けたマリナーズの岩隈久志投手。来季復活を目指し、現在はリハビリに励んでいる右腕だが、気になるのは来季はどのチームでプレーするか、だろう。

 右肩の炎症で、今季は5月3日(同4日)エンゼルス戦を最後に戦列を離れた岩隈は、来季契約が1年1500万ドル(約16億8900万円)で自動更新される2017年162投球回、2016年と2017年合計324投球回という条件をクリアすることができなかった。そのため、来季契約は1年1000万ドル(約11億2600万円)で球団が選択権を持つことになる。球団は、契約選択権を行使する、もしくは100万ドル(約1億1300万円)でバイアウトして岩隈を自由契約にする、という2つ選択肢を持つが、球団公式サイトで番記者を務めるグレッグ・ジョンズ氏は「マリナーズが契約をバイアウトすることは、ほぼ間違いない」と予想している。

 ジョンズ記者は同サイトに寄せられた「イワクマは来季戻ってくるのでしょうか? それともディポトGMはトレードかFAで別の先発を獲得するのでしょうか?」という読者の質問に返信。「肩の手術から復帰を目指すイワクマは、来年2月のスプリングトレーニング開始間際までキャッチボールもできない予定」だと現状を説明した上で、「来年4月で37歳を迎える年齢と怪我の状況を考えると、マリナーズが契約をバイアウトすることは、ほぼ間違いない」とした。

 だが、マリナーズは今オフに先発強化に努める方針で、チームをよく知る岩隈と安価で再契約する可能性はある。同記者は「マイナー契約や、出来高重視の契約で、戻ってくる可能性はある」と分析した。

 すでに来季もメジャーでプレーし続けたい意向を示している右腕。来季復活登板を遂げる時は、どのチームのユニホームを身にまとっているのだろうか。(Full-Count編集部)

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