石川電気、電線用銅線事業を本格化

撚線の供給能力倍増へ

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 半導体関連部材の加工・検査などを手掛けている石川電気(本社・埼玉県秩父市、社長・石川浩氏)は電線用銅線の事業を本格化する。2018年2月をめどに撚線機を5台増設し、銅撚線の供給能力を2倍以上に増やす。併せて伸線機を5台導入し新たに伸線加工を始めるほか、焼鈍設備も設ける。今後高まる需要に対応することが狙いで、投資金額は約4千万円。

 同社では事業を多角化し経営の安定性を高めるため、16年に電線用銅線の加工事業に参入。現在は同業のアライ(本社・埼玉県新座市、社長・新井佐千夫氏)に製品を供給している。

 生産現場の自動化が進む中、ロボットケーブルなどで電線用銅線の需要は拡大する見通し。能力増強や加工範囲の拡大で成長市場に対応する。今後はアライの指導を受け、歩留まりや品質を高めながら電線用銅線を主力事業に育て、「将来的には売上高を倍増させたい」(石川社長)考えだ。

 工場内には半導体関連事業で使っていたクリーンルームなど電線用銅線の設備を敷設できるスペースが約1100平方メートルあり、現在はアライから貸与された撚線機や銅線を編み込む編組機を配備。18年の投資で半分弱のスペースが埋まる。19年に向けてさらに設備を増強する方針。石川電気は資本金が2千万円で従業員数は約20人となっている。