「島商ップ」商店街に活気

 県立島原商業高(山崎敦子校長、324人)の生徒が空き店舗を活用して運営する「島商(しましょ)ップ」が、島原市中堀町の商店街で開店し、買い物客らでにぎわっている。12月16日まで火、土曜日に営業する。

 商品の仕入れ、販売などを生徒自ら取り組む実習の場として、同校が毎年営業しており、14回目。今年は今月7日にオープンし、商業科3年の39人が運営している。

 店では、生徒が開発に関わった「しまばらんクッキー」などの菓子や、地元の業者が製造した麺類、みそといった加工品など約200種類を取り扱う。生徒は緑の法被を羽織り、アーケードで呼び込みをしたり、店内でレジ打ちをしたりして仕事に励んでいる。

 店員の林田奈々さん(17)は「お客さんに分かりやすく商品の説明をするのは難しいが、買ってもらえるとやりがいを感じる」と笑顔で話した。

 営業時間は火曜日が午後2時~5時、土曜日が午前10時~午後5時。問い合わせは同校(電0957・62・4059)。 【編注】山崎敦子校の長崎は、大が立の下の横棒なし

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