遠浅サーフのヒラメは4タイプのルアーでOK! 高橋慶朗直伝 "必ずどこかで当たる" ルアーローテーション術!

広大なサーフでヒラメを釣り上げるためには、4タイプのルアーを効率よく使いこなすことが基本だと語る、DAIWAフィールドテスター高橋慶朗氏。秋にハイシーズンを迎えるヒラメゲームに役立つ、実戦ルアーローテーション法を聞いた。

秋のヒラメを釣りたいならルアーローテーションが大事!

秋はヒラメのハイシーズン! カタクチイワシなどのベイトが集まり、数も大きさも楽しめる。特に離岸流を見つけやすい遠浅サーフは、どんなアングラーでも狙い目。

「だからってルアーローテーションをお粗末にしては釣れないですよ!」というのはミッチーさんこと高橋慶朗さん。なんとなーく投げているだけで釣れるなんてヒラメはそんなに甘くない?! ヒラメのエキスパートが語るルアーローテ術とは?

たかはし・みちあき DAIWAフィールドテスター。シーバスやヒラメをメインとするソルトウォータールアーのエキスパート。状況を適切に見きわめて、ターゲットへのパターンを見つけ出す理論派アングラー。

高実績なルアーローテ術! 表層から徐々にレンジを下げていくのがセオリー!

高橋慶朗さん(以下 高橋)「遠浅サーフでは離岸流や流れ込みなどを狙っていくのがセオリーなのですが、だからといってどんなルアーを投げても釣れるというわけではないですよね。遠浅サーフでは4タイプのルアーローテーションで攻めるのが基本です。最初に表層を狙い、徐々にレンジを下げていきます。活性が低いヒラメほど近づけなければ喰わないので、まずは高活性なヒラメに喰わせるためのルアーが必要です」

〈遠浅サーフでの対ヒラメ・ルアーローテーション〉

1番手:フローティングミノー
2番手:シンキングミノー
3番手:ジグヘッドワーム
4番手:メタルジグ

1番手&2番手のミノーは高活性時のヒラメに効果的!

1番手:フローティングミノー

高橋「まずは表層付近をチェックしましょう。高いレンジを通すため、広範囲のヒラメを誘うことが可能です。もちろん水がクリアであることが第一条件ですが、高活性なヒラメならただ巻きしているだけで喰ってきます」。

ショアラインシャイナーZバーティス120F(DAIWA)www.daiwa.com

2番手:シンキングミノー

高橋「次はさらに一段下のレンジを通します。よりヒラメに近い位置をルアーが通ることになりますから、口を使う確率も高まります。フローティングミノーで寄ってきたヒラメが、一段下のレンジを通すシンキングミノーでやっと反応することもあります」。

フラットジャンキー ヒラメハンターZ(DAIWA)www.daiwa.com

高橋「高活性時ならフローティングミノーかシンキングミノー3投以内に喰うことが多いです。なのでこの二つで喰わないようなら、ベイトが少なく低活性なのだと判断します」。

3番手&4番手のジグは低活性なヒラメにナチュラルに魅せる!

3番手:ジグヘッドワーム

高橋「表層〜中層で釣れなければ低活性だと判断しボトムを狙います。ジグヘッドワームなら警戒心を抱かせず、ナチュラルに誘うことができます。アクションは着底し5回程巻いてストップを繰り返します。喰わせの間を作ってあげることで反応するヒラメも多いです」。

フラットジャンキー ロデム4(DAIWA)www.daiwa.com

4番手:メタルジグ

高橋「最後は遠投しサーチ。ミノーやワームで届かない沖のフレッシュなポイント探ります。アクションはワームと同じくリトリーブ&ストップがおすすめです。底を丁寧に探っていれば、活性の低いヒラメでもつい喰ってくるはずです」。

フラットジャンキー ヒラメタルZ(DAIWA)www.daiwa.com

高橋「最初にメタルジグなどで遠投して探るのも手ですが、まずは表層付近から高活性なヒラメを探ってみてください。どんなときでも丁寧に探っていくのも重要ですね。サーフにヒラメが入っていれば、必ずルアーローテーションを変えることで釣れます!」。

さらに詳しいヒラメ実釣テクは現在発売中の『ルアーマガジンソルト』11月号で!

現在発売中のルアーマガジンソルト11月号では、高橋さんのさらに詳しい実釣テクを公開!
購入は書店、釣具店、WEBショップで!

[文/小松 俊哉釣りPLUS

© 株式会社 内外出版社