《神谷町》少女時代の思い出をデザインした「S for Shoko」の2018春夏コレクション

マンションの1室にあるショップでは、のんびりと服を見ることができます

 東京とロンドンを拠点に活躍するアーティストSHOKOさんの「2018 春夏コレクション展示会」が10月20日(金)から22日(日)まで、港区東麻布の「S for Shoko」ショップで開催されます。

 テーマは「When I was sixteen」。16歳の夏に、ホームステイ先の家族と過ごした南仏での思い出に、大人になった今の気持ちを加え、そこに「S for Shoko」らしいエッセンスを入れたコレクションです。

 今回の作品は、赤や青のトリコロールカラーとマリンテイストが中心で、永遠の少女性がモチーフになっています。

ショップの入り口はポップな感じ
入り口で迎えてくれる熊のぬいぐるみは100年前の英国製ぬいぐるみ。祖母の思い出の品とのこと

 SHOKOさんは、東京の文化服装学院とロンドンのセントマーティンズ・ロンドン芸術大学、同大学院でアートとデザインを学び、アニエスべーやケイト・スペード、マヌーシュなどとコラボレーションした作品など、多くの作品を発表。  2015年には、英国のキャサリン妃が愛用するロンドンのバッグブランド「メリメロ」から限定コラボレーション・バッグを発売しましたが、なんと発売前日に予約完売してしまい、ファッション界で話題になったというエピソードの持ち主です。「S for Shoko」は、そんなSHOKOさんが昨年、ロンドンで立ち上げたブランドです

「英国では、子供の頃から芸術に親しみ、古い物を大事にしながら、新しい物も取り入れています。海外と日本を行き来していた私は、日本では、『(普通の)人と違う』と言われていましたが、ロンドンでは、そんな自分を解放し、自由になれました。ロンドンの大学では、学生が、出された課題と違う作品を作ってきても、堂々と自分はなぜそれを作ったかを主張し、先生もそれを認めます。80歳の学生もいました」と語るSHOKOさんは、英国の良さを日本にも伝えたいと思っているとのこと。

 自身のデザインを英国の生地を使い、ロンドンの工場で縫製する“Made in England”にこだわっています。

SHOKOさんとイラストなどの作品。個人的に親しいポール・スミスさんからの手紙も飾られています

 「自分がデザインした服を、たとえ買わなくても見に来て袖を通すだけでも、わくわくして喜んでくれるお客様を見るとうれしくなります。展示会を楽しんでほしいです」と笑顔で話してくれました。 

「S for Shoko」2018春夏コレクション展示会

開催日:10月20日(金)~22日(日)

開催時間:20日(金) 午前11時~午後6時/21日(土) 午前11時~午後6時/22日(日) 午前11時~午後4時

会場:「S for Shoko」ショップ(港区東麻布2-3-4 6F)

※インターフォンで呼び出して下さい

問い合わせ info@sforshoko.com

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