ド軍PS初黒星も、前田健太の快投光る 地元ファン絶賛「正直に言ってMVP」

ドジャースの前田健太投手は18日(日本時間19日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で2点を追う7回に4番手で登板し、1回無安打無失点1奪三振と快投した。ファンは続々と称賛の声をあげている。

カブス戦で好リリーフをしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

3者凡退の快投でPSは12打者連続アウト「あなたのことは絶対忘れない」

 ドジャースの前田健太投手は18日(日本時間19日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で2点を追う7回に4番手で登板し、1回無安打無失点1奪三振と快投した。全10球中9球がストライクで、3者凡退に抑える圧巻の投球だった。ポストシーズン(PS)に入ってからブルペンに回り、4試合に登板して打者12人全員を抑え込む圧巻の活躍。ファンは「MVP」「スーパーリリーバーだ」「何があろうとあなたのことは絶対忘れない」と続々と称賛の声をあげている。前田の好投から1点差に迫ったドジャースだが、わずかに及ばず試合は2-3で敗れた。

 敵地リグレー・フィールドでもリリーバー前田は全く隙を見せなかった。1-3で迎えた7回にマウンドにあがると、先頭コントレラスを華麗に3球三振に仕留る。続くラッセルも2球で追い込み、3球目のスライダーを打たせて遊ゴロ。そして、この日2本塁打を放っているバエスも外角低めへのスライダーで中飛に仕留めた。

 わずか10球で3者凡退に仕留めた前田。ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第2戦では9球で打者3人を抑えて勝利投手に。さらに、第3戦では12球で3者凡退。そして、カブスとのリーグ優勝決定シリーズ初戦もたった5球で打者3人を抑え、勝利投手に輝いていた。

ファンからは称賛の嵐「スーパーリリーバー」「次なるアンドリュー・ミラー」

 レギュラーシーズンで先発ローテーションの一角を担った男は、リリーバーに配置転換となったポストシーズンの4試合で、わずか計36球で打者12人を完璧に抑え込んでいる。打者1人当たりを3球で料理していることになる。デイブ・ロバーツ監督が「右打者キラー」と名付けた男の快投ぶりに、ドジャースファンはツイッター上で狂喜乱舞している。

「ケンタ・マエダ、正直に言ってMVPだ」

「ケンタ・マエダは、私の急速にお気に入りのリリーフピッチャーになっている」

「ケンタ・マエダ、ポストシーズンにおけるブルペンでの獰猛な存在」

「ケンタ・マエダ、回跨ぎ可能なブルペンエースは2018年のドジャースにとって本当の衝撃。チームを助けてくれる効率的な流儀だ」

「みんな、ケンタ・マエダはスーパーリリーバーだぞ」

「ケンタ・マエダ。何があろうと、私はあなたが地区シリーズとリーグ優勝シリーズでしてくれたことは絶対に忘れません」

「速報 ケンタ・マエダは次なるアンドリュー・ミラーだ」

 インディアンスのリーグ屈指の救援左腕にたとえる声も出るほどだった。ドジャースは先発ウッドが4回2/3を3失点で降板するなど、ポストシーズン初黒星を喫したが、前田のパーフェクトぶりは敵地シカゴでも光り輝いていた。(Full-Count編集部)

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