王者ソフトB、痛恨の連敗スタート ミスから先制点献上、打線も1点どまり…

リーグ王者のソフトバンクが、まさかの連敗を喫した。

ソフトバンク・内川聖一【写真:(C)PLM】

千賀は7回途中2失点の力投も…打線は内川のソロ弾による1点に終わる

 リーグ王者のソフトバンクが、まさかの連敗を喫した。19日、本拠地ヤフオクドームでの楽天とのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦。1点を争う接戦となったが、同点で迎えた7回に勝ち越し点を奪われて1-2で敗戦。シーズン94勝をあげて独走優勝を果たしたが、痛恨の連敗スタートとなった。

 2戦連続で初回に先制点を与えた。先発の千賀が1死から藤田に四球を与えると、銀次には右前安打を許した。この打球を右翼・川島がバウンドを合わせられず、ワンバウンドで頭上を越す失策に。一塁走者が一気に本塁へと生還してしまった。一度は同点としたものの、7回1死二塁で千賀が嶋に勝ち越しの適時二塁打を許して、これが決勝点になった。

 打線は2点に終わった前夜に続き、この日も1点どまり。楽天・先発の辛島に緩いカーブを有効に使われ、6回までわずか4安打。1点ビハインドの4回に内川に2試合連続のソロ本塁打が出て、同点としたものの、その後は勝ち越し点を奪えなかった。6回に先頭の今宮が二塁打で出塁したものの、中村晃がバントに失敗。内川、松田が三振に倒れ、勝ち越しのチャンスを逃したのが痛かった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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