電線大手3社、超高密度光ケーブルの品揃え拡充

 住友電工と古河電工、フジクラの電線大手3社は、日本電信電話(NTT)と共同開発した超高密度光ケーブルの品ぞろえを拡充する。

 ケーブルは抜本的な設計の見直しで光ファイバを超高密度に配した製品で、地下に敷設するためのもの。

 これまでは2千本の光ファイバを用いたタイプを供給していたが、新たに1千本と400本のタイプもラインアップする。2017年内から順次出荷をスタートする予定となっている。

 地下敷設用の超高密度光ケーブルは2015年に開発されたもの。同じ光ファイバの本数で、従来品から大幅に細径・軽量化できることが特長となっている。敷設時の負担を減らせることなどから、経済的かつ効率的な情報通信ネットワークの構築が可能となる。

 新たにラインアップした光ファイバ1千本、400本のタイプは今後NTT向けに順次出荷を始める。

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