セリエA首位決戦は痛み分け

21日に行われたナポリvsインテルは0-0のドローでした。長友佑都もスターティングメンバーとして出場。

日本代表の長友佑都もスターティングメンバーとして出場した、セリエAの首位決戦。ナポリのホームスタジアム、サン・パオロで行われたナポリvsインテルは0-0の痛み分けで終わりました。

今節での順位の変動はなく、依然としてナポリは1位を、インテルは2位を死守しました。

ナポリは今季初の無得点

セリエA随一の攻撃力を誇るナポリは今シーズンすべてのコンペティションにおいて得点してきました。それをとめたインテル。今季からスパレッティ体制となったミラノのクラブは統率のとれた守備をベースに、ナポリの攻撃陣をシャットアウトしました。

特に光ったのがGKのサミール・ハンダノビッチ。ビッグセーブを連発し、サン・パオロから勝ち点を持ち帰ったチームの立役者となりました。

この日も左サイドバックで出場した長友は、カジェホンと対峙し彼らしい粘り強い守備でチームに貢献。なぜ長友がファーストチョイスなのかを改めてイタリアに示したのではないでしょうか。決して「大活躍」はしないけれど、「及第点」はいつもとる。そういう選手はこうしたビッグゲームでは必ず必要となります。

ユヴェントス絶対王政がついに崩れるか

現在セリエA6連覇中のユヴェントス。今シーズンイタリアではその絶対王政が崩れるのではないか、と注目が集まっています。今節インテルと引き分けるまで全勝だったナポリを筆頭に、無敗のインテル、昨シーズン2位のローマ、大型補強をしたACミラン、前節ユーヴェを破ったラツィオ、と優勝争いに絡める力を持ったクラブが6クラブもあります。

独特な戦術を用いる監督も多く、個性的なクラブが多いセリエA。ヨーロッパの他のビッグリーグにおいていかれた印象は否めないものの、中田英寿がプレーしたあの頃のセリエAような、スペクタクルなリーグの復活の兆しが見え始めています。

今シーズンのセリエAはいつにもまして興味深いシーズンになりそうです。

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