バンドーン「新しいウイングを外してから苦戦している。13位が精いっぱい」マクラーレン・ホンダF1土曜

 2017年F1アメリカGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは13位だった。

 バンドーンはエンジン交換により5グリッドダウンとなるが、他に複数のドライバーが降格される関係で、14番グリッドからスタートできる見込みだ。

■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ストフェル・バンドーン 予選=13位
 今週末は少し苦戦しているから、これが今日期待できる最大限の結果だったと思う。FP2以降、快適に走ることができずにいる。今日もかなり苦労した。

 FP1はよかったんだ。(フェルナンド・アロンソがトラブルで走れなかったため)僕がたくさんの空力テストをして、新しいフロントウイングを試し、5位のタイムを記録した。でもその後、そのウイングをもう一台の方に移して、僕らは前のスペックに戻した。それ以来、ずっと不利な状況になり、マシンバランスに苦しんでいる。そういう状態が予選まで続いているんだ。

 コーナーでの適切なバランスを見つけられず、思いどおりにマシンをうまくまとめることができずにいる。でも僕は5グリッド降格のペナルティを受けるのだから、(新しい)フロントウイングをフェルナンドに渡すのは理にかなっている。彼の方がポイント獲得のチャンスは大きいわけだからね。僕らの方はペナルティがあって、理想的な状況ではないけれど、これが現実なのだし、明日はもっといい一日になることを期待しよう。

 難しいサーキットだし、長いレースになる。デグラデーションの関係で、いくつかポジションを取り戻せるといいね。

 新しいフロントウイングをつけたフェルナンドがQ3に進むのを見て安心した。ウイングのパフォーマンスはとてもよさそうだ。

 明日は展開を慎重に分析しながら戦う必要がある。ショートランのペースよりは多少ロングランペースの方がいいと思う。今シーズンここまでのことを考えると、僕らがオーバーテイクをするのは相当難しそうだけど、状況を見ていくよ。1コーナーがワイドで、上り坂にあるから、ここでのレースは常にスタートがかなりトリッキーだ。でもうまくスタートを決めることができれば、ポジションを上げることが可能だ。
   
 アメリカのファンは最高だね。イベントでどこに行っても、大きな声援を送ってくれる。明日、彼らのためにいいショーを披露できればうれしい。   

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