華やかに元気に!大人のための「赤」コーデ

派手なイメージが強い赤ですが、自然にオシャレに取り入れる着こなしのコツと赤を選ぶ時に一押しなアイテムをあわせてご紹介します。

大人にぴったりの主役級カラーといえば断然「赤」

赤いアイテム、最近着ていますか? そう聞かれると「着ていない」もしくは「そもそも赤いアイテムを持っていない……」という方も多いのではないでしょうか。赤は派手なイメージが強いので敬遠されがちですが、華やかながらピンクほど甘くないので、実は大人の女性にとっても似合う色なんです! 着るだけで元気になれて顔色も明るく見せてくれる赤は、ぜひ積極的に取り入れたいもの。

ただ目立つ色であることには変わりないので、こなれ感を大事に、自然に着こなすのがポイントです。ここでは失敗しない大人の「赤」の取り入れ方についてお伝えしていきます。

初心者さんはシューズから取り入れて差し色を楽しんで

スニーカーもヒールもサンダルも! 何でもOK

赤いアイテムをひとつも持っていない、という方はまずは足元からトライしてみて下さい。顔から遠いので抵抗なく取り入れられ、差し色としてコーデのスパイスにもなり一石二鳥。カジュアル派の方ならスニーカーでも十分ですし、パンプスなどのキレイめシューズも使えます。

手持ちのアイテムの中からなるべくシンプルなカラーやアイテム同士を合わせてベーシックなコーデを作り、そこに差し色として赤いシューズを投入してみて下さい。地味色のシューズを合わせた時よりも、いつものコーデが少しだけ華やかに見えるはず。また、ワンピースやオールインワンなど一枚で着られる面積が大きめのアイテムに、赤いシューズを差し色に持ってくると、ぐっとオシャレに見えるので、機会があればぜひ取り入れて欲しい着こなしです。

洋服で取り入れるなら、一点目はスカートで決まり

ベーシックカラーのシンプルなトップスを合わせれば無限に着まわせます

赤の持つ華やかさを存分に楽しめるアイテムと言えばスカート。パンツだとパンチが強すぎてしまうので、フレアスカートぐらいが使いやすくてちょうど良いでしょう。

赤スカートの良い点は、なんといってもいろんなカラーやテイストに合わせられ、着回しが利くところ。実は赤はベーシックカラーでは合わないカラーがないほど応用力が高く、ブラックはもちろん、グレー、ブラウンやベージュ、ホワイトやカーキ、ネイビーなど、一般的なベーシックカラーで合わない色がない色なんです。さらにこの中からどれを組み合わせても甘い印象にはならないので、大人の女性でもしっくりくるカラーコーデに仕上がります。

写真のようなベーシックなトップスに地味めカラーのスカートを合わせると、特徴のない無難なコーデになってしまいますが、赤スカートを投入するだけでぐっとフレッシュな印象になりますよ。

強めのプリントTも違和感なくまとめてしまうのは赤スカートの実力です

ベーシックな白トップスとは打って変わって、ロックTのようなカジュアルアイテムを合わせてみても、まとまった印象になるのはやはり赤スカートの力です。強めのカジュアルアイテムを悪目立ちさせず、中和させてくれるのが着回し力の秘訣。このようなカジュアルなトップスを合わせたコーデはイエローやグリーン、ブルーなど鮮やかなカラースカート全般にありますが、大人が着て適度に品を保ちつつ、女性らしさもあるという点ではやっぱり赤が一番。真逆のテイストが楽しめて、華やかさもある赤スカートはぜひ履いてみてほしいアイテムです。

赤ブラウスでフレッシュ&華やかな印象に

色に慣れさえすればTシャツ感覚で取り入れられます

赤の華やかさに段々慣れてきたら、取り入れてみてほしいのがトップス。顔色を血色良くイキイキと見せてくれ、若々しい印象に仕上がります。ただしここで気をつけたいのがTシャツやタンクトップなどのユニセックスなアイテムを選ばないこと。これらのスポーティーなアイテムはどことなくユニフォーム感が強く、オシャレに自然に着るのにはハードルの高いアイテムです。赤トップスには、女性しか着られないブラウスなどを選ぶのがポイント。冬の赤ニットなども女性ならではの華やかさとほっこり感のバランスが絶妙でとっても可愛いですよ。

トップスに赤を持ってきたら、あとはシンプルにラフに着こなすのがこなれて見せるコツ。サンダルや、デニムなどカジュアルな抜け感を意識して着こなせば、赤が映えるカジュアルコーデに仕上がります。かっちり系のボトムスも相性が良いですが、ぐっとフォーマルな印象になりますので、食事やお出かけ時など、ドレスアップしたい時限定でオススメの組み合わせです。

いかがでしたでしょうか? 赤いアイテムを選ぶときはユニセックスな雰囲気より女性らしいアイテムを選ぶ、のがルール。「いつも同じような色を買ってしまう」「オシャレがマンネリ化している」といった方は特に、赤の持つパワーをカンフル剤に、新しいオシャレを楽しんで下さいね!

(文:横瀬 真知子)

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