マクルウ、子ども用車いす開発

マグネシウム合金で3割軽量化

©株式会社鉄鋼新聞社

 マグネシウム合金の棒や管などを製造するマクルウ(本社・静岡県富士宮市、社長・安倍雅史氏)は子ども用のオーダーメード車いすを開発した。マグネシウム合金のパイプを使用。一般的なアルミ製より3割軽く、介助する人に優しい製品となっている。開発は横浜市総合リハビリテーションセンターと共同。マクルウの精密な加工技術と横浜市総合リハビリテーションセンターが持つ現場のノウハウを生かして開発した。2017年内の製品化を目指している。

 両社ではこれまでにオーダーメードの車イスの製作用に寸法データを集める計測用車いすを手掛けてきたが、今回新たに普段使いの一般的な車いすも開発した。開発品は酸素ボンベなど医療的なケアに必要な機器を搭載できるストレッチャータイプの製品。素材特性を生かした軽量化に加えて、角型のパイプを用いて耐久性を高めたことも特長となっている。

 マクルウでは精密性が求められる部品で高精度な引抜技術を生かしているほか、曲げや切削などの加工も行っている。横浜市総合リハビリテーションセンターでは基本設計を担当したほか、勤務する理学療法士へのアンケートで現場のニーズを抽出している。