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興南乱れ8強逃す 東筑に1―4 秋季九州高校野球

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 高校野球の秋季九州大会(第141回九州大会)は24日、宮崎県のKIRISHIMAサンマリンスタジアムなどで2回戦5試合を行い、県第2代表の興南は東筑(福岡1位)に1―4で敗退した。三回に2点を先制された興南は六回、根路銘太希の二塁打をきっかけに走者をため、併殺打の間に根路銘が本塁を踏み1点を返した。しかし七回に、東筑の上位打線に連打を浴びて2点を追加され、引き離された。大会は25日、SOKKENスタジアムなどで準々決勝を行い、県第1代表の沖縄尚学は4強入りを懸けて創成館(長崎1位)と対戦する。

◆9安打も本塁遠く

 興南は東筑よりも1本多い9安打を放ったが、得点には結び付かなかった。相手投手は今年の夏、チームを甲子園に導いた右腕。横手からシュート気味に変化する直球とスライダーの横の変化に苦しめられた。抑え込まれた打線に加え、守備では大事な場面で失策も。互いに走者を出しながら、好機での攻防が勝負の明暗を分けた。

 1回戦に続き先発した藤木琉悠は打たせて取る投球で立ち上がりは無失点でしのいだ。しかし三回に先頭打者に三塁打を浴びるなどし先制を許した。

 六回の攻撃。九州大会から3番を担う根路銘太希が直球を振り抜き左中間二塁打でチャンスをつくり、4番・比嘉龍之介も安打で続いた。5番・當山尚志の併殺の間に1点を返した。

 追い上げムードが高まるも、好機では相手の堅守で得点できず、逆に失策絡みで失点。2安打の根路銘は「相手より安打が多くてもチャンスをものにできなかった」と唇をかんだ。

 一方で収穫もあった。根路銘は「チャンスに弱い課題も見つかったが、遠征でチームワークは良くなった」と感じる。

 我喜屋優監督も「安打も出ていたがホームは遠かった。守備があれだけ乱れたら、レベルの高い相手には通用しない」と悔やみながらも、「選手にとってはいいバネになる」と奮起に期待する。

 冬のトレーニングで心身共に鍛え直す。我喜屋監督は「この冬で変わる。その結果を来年に生かしたい」と前を向いた。

(屋嘉部長将)

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