日豊線 12月下旬再開へ 不通の臼杵―佐伯

不通となっているJR日豊線臼杵―佐伯間について復旧の見通しを説明する青柳俊彦社長=25日午後、福岡市のJR九州本社

 JR九州は25日、9月の台風18号の影響で不通となっているJR日豊線臼杵―佐伯間について、12月下旬に運行を再開するとの見通しを示した。同社によると、土砂崩れの被害が深刻だった津久見市徳浦の線路は複線で、1線だけを復旧させる。青柳俊彦社長が福岡市内で会見し、明らかにした。

 青柳社長は「単線でもダイヤに大きな影響はなく、利用者に不便を掛けないと判断した。完全復旧だと考えている」と述べた。

 同社によると、徳浦の現場へ向かうには狭い道やトンネルを通る必要があり、大型の車両や重機を運び込むのが困難。復旧に数カ月以上かかる見通しだった。地元住民の土地を迂回(うかい)して機材を搬入するのが可能になり、当初の見込みより復旧が早まりそうだという。被害額は精査中。

 一方、JR日田彦山線は7月の福岡・大分豪雨で土砂流入などの被害を受け、添田(福岡県添田町)―夜明(日田市)で不通が続いている。

 青柳社長は「復旧のめどは立っていない。路線をどう維持するかが課題。公共交通機関としての利便性を損なわないようにしたい」と説明。沿線自治体からの資金援助を視野に入れ、復旧を目指す考えを示した。

 大分県議会は25日、JR九州に対し、日豊線の早期復旧と運転再開までの代替交通の充実を要望した。

 井上伸史議長、被災した佐伯、臼杵、津久見3市の県議の計6人が大分市の大分支社を訪れ、兵藤公顕支社長に要望書を手渡した。

 同支社は11月から臼杵―佐伯間の代替バスを1日34本から38本に増便すると明らかにした。上り、下り各19本を運行する。

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