愛知製鋼の自動運転支援システム、「ITS世界会議」で初出展

 愛知製鋼(社長・藤岡高広氏)は25日、高速道路交通システムの世界的な展示会である「ITS世界会議」(今年はカナダで開催)に、MIセンサ(磁気センサ)を使った自動運転支援システムを初出展することを決めた、と発表した。EVなどと同時に自動運転に対する関心が世界的に高まる中、デモ機を使うなどして独自技術を世界にPRする。

 ITSは、人・道路・自動車が相互に情報交換し、事故や渋滞、環境対策などを解決するシステムの略称。毎年世界各地で会議や展示会を開催しており、今年で24回目。

 今年は10月29日から11月2日まで、モントリオール市で行われる(ITS世界会議門トリオール2017)。

 同社は、ジャパン・パビリオン内に自動運転支援システムを初出展。GPSの電波が取得できないトンネル内や高架橋下、悪天候下でも低コストで自動車の位置が特定できる支援システム(MIセンサで路上に埋め込んだ磁気マーカーを探知し自動走行を支援)を展示する。

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