神鋼のデータ改ざんアルミ部材、JR北海道も新幹線車両の安全確認

 神戸製鋼所の品質データ改ざん問題でJR北海道は24日、神鋼製材料を用いたアルミ車体に不適合品が発見されたが、安全上の問題はないと発表した。

 車体のダブルスキン構体に使用されるアルミ押出形材について過去3年分の納入分を確認したところ、合計11車両で車両メーカーが指定した許容寸法について板厚と接合部の寸法の公差が範囲外となっていた。

 ただし不適合ではあったが、接合部は非破壊検査に合格しているほか、車体が完成した時点の測定を合格しているため安全性は確保されている。JR北海道の発表により、現時点で国内を走る新幹線の安全性はすべて確認された格好になる。

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