コベルコマテリアル銅管、秦野のJIS認定取り消し

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 コベルコマテリアル銅管(本社・東京都新宿区)は26日、主力製造拠点である神奈川県秦野市の秦野工場のJIS(日本工業規格)表示認定の取り消し通知を受けた。2016年9月以前に出荷していた製品で、JIS規格を満たしていない製品にJISマークを表示していたことを受けた措置。同社は顧客と取り交わした仕様に適合しない製品を適合品として出荷した不正があったことから、19日から認証機関の日本品質保証機構(JQA)が再審査していた。

 コベルコマテリアル銅管のJIS表示品はエアコンの室内機で熱交換に用いる銅管や、室内機と室外機を結ぶ冷媒配管など同社として出荷量が多い分野で用いられている。ユーザーがJISマーク標示製品を調達条件としている場合は今後出荷できなくなるが、JISマーク基準への準拠を条件としている場合は、制度の上では引き続き出荷できる。

 同社では緊急的な是正措置として、すでにデータの書き換えを防ぐダブルチェックを開始。併せて今後は品質保証部門の独立性を確保するなど品質管理体制の見直しを図る。流通サイドでは「一部需要先で影響が懸念されるが、品質に問題がなければJIS準拠品は扱いを続けられる可能性がある」とみている。