日立金属、モーターショーでPR=〝電気自動車などの進化支える高機能材提供〟

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 「日立金属はxEVの進化を支える多様な高機能材料を持つ」―日立金属・技術開発本部の井上謙一グローバル技術革新センター(GRIT)長が26日、東京モーターショーの同社ブースでメディア向けにプレゼンテーションを行った。

 xEV(電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車の総称)の普及を推進する各国・地域の動きを背景に、23年に向けてxEV需要は年率約30%の高成長を描くと指摘。日立金属グループのxEV向け製品の代表例を紹介した。

 モータ関連では、高回転化による小型・高出力化に対してネオジム磁石(小型・高性能化)、エナメル線(高耐熱化、高耐電圧化)、アモルファス・モータコア(鉄損低減)を提案。インバータ・コンバータ関連では、次世代パワー半導体の採用による高効率化に対してファインメット(コモンモードチョークなど)、メタル粉末(昇圧リアクトルなど)、ソフトフェライト(高周波トランスなど)の品ぞろえをアピールした。

 バッテリー関連では、リチウムイオン電池の高容量化に貢献する負極集電箔としてクラッド材を紹介。ニッケル合金を芯材、純銅を表層材とすることで高強度と低電気抵抗を両立する特性を解説した。

 GRITで取り組む次世代材料の開発にも触れ、「金属だけにこだわらず、市場のトレンドを重視した材料開発を展開する」と説明。xEV関連の開発事例としてネオジム磁石に代わる新磁石、アルミ導体、次世代電池材料、鉄鋼に近い剛性を持つアルミベースの軽量化材料、樹脂と金属の複合材などを示した。