釣りよか。の"とくちゃん"って実はこんな人だった!! 大人気釣りYou Tuberのホントの姿!

大人気YouTuber「釣りよかでしょう。」のメンバーである、とくちゃんこと徳島洋二郎氏。会員制サイト・ルアーマガジンモバイルの人気企画「特命釣行」に挑戦した、とくちゃんはいったいどんなアングラーだったのか? 動画だけでは伝わりづらい真の姿をレポートします!

いざ、とくちゃん初取材!!

去る10月6日(金)。筆者は、ルアーマガジン・モバイルの看板企画「特命釣行」に挑戦する、とある男の取材を行うべく九州に足を運んだ。

とくちゃん 動画配信サイト『You Tube』の釣り配信チャンネルでもっとも勢いのあるモンスターチャンネル『釣りよかでしょう。』の主要メンバーのひとり。釣りよかメンバーの中で最もバスフィッシングが上手いとの噂。2016年10月23日に福岡県の遠賀川にて開催された釣り大会イベントで、優勝するという快挙を達成している。

取材相手は、釣り好き以外の方にも、今や幅広く知られているYouTube釣りチャンネル『釣りよかでしょう。』のメンバーで、バス釣りを愛してやまない"とくちゃん"。今回は、動画カメラマンとして釣りよか。チームの"もんP"も同行し、3人で取材場所である福岡県遠賀川へと向かう。本人たっての希望の場所だが、遠賀川がホームなのだろうか。

とくちゃん「じつは、遠賀川ってホームでもなんでもなかとです。もちろん、通ってた時期もあるしデコったこともなかとですが、最近はそんなに・・・(苦笑)。だけど、ルアマガモバイルユーザーの人は、やっぱり九州なら遠賀を見たいでしょ? それに、去年行われた遠賀川の釣り大会にも僕は出ていて、その動画も出しているので需要は高かかなと思って。また、遠賀川って足場が良かところも結構あって子供たちも安全にバスフィッシングを楽しめます。これも参考にしてもらうべく、今回遠賀を選んだんですぅ。」

遠賀川のなかでも、気軽に釣りができる中間市役所前の駐車場に到着。プロ顔負けのエンターテイナーとして資質を十分に備えたひとりのバスアングラーは黙々と準備を整えると、早々に釣り場へと向かった。とくちゃんの実釣取材が今ここに始まったのだ。

とくちゃんの岸釣りスタイル公開

持ち歩くタックルは2本。加えてタモ、ルアーボックスやワームパックが数点入った小型のショルダーバッグがとくちゃん基本のオカッパリスタイルのようだ。いたって軽装で動きは軽やか。

とくちゃん「ルアーなんかも、あんまり持って歩きたくなかとです。フィールドの状態を先に観ておいて、車の中で最小限のルアーを選定して持っていく。そのほうがコンパクトやし、手数が限定される分頭ん中スッキリするでしょ。『あのルアーが良かかも・・・このワームが良かかも・・・』と悩むのはなるべく現場以外で考えたかですね」

そうして始まった取材だが、みるみる雨脚は強くなっていき、果ては遠賀川がこんな状態に。言っておくがこれは、川辺ではない。遊歩道である。レインブーツを履いているもんPはズブズブと水をかき分けて進むが、それでも浸水ギリギリだったらしい。

とくちゃん「どうしましょ、コレ(苦笑)。初めて遠賀川に牙を剥かれましたね。この水たまりでもバス暮らせるっちゃなか?(笑)。でも、冗談抜きで遠賀の上流はきっと全滅やね。そもそも釣りにすらならなんと思う。濁りの影響が遅い下流に向かったほうがまだ可能性があるっちゃなかやろうか・・・」

激流と濁流。今まで観たことない遠賀川の表情に戸惑いつつも、自らの理論で1尾へと近づいていく、普段の動画では観られない真剣なとくちゃんの姿がそこにあった。

閃きの男!! とくちゃんの自作ワームを公開!!

今回、とくちゃんがこの取材用に用意していた秘策のワームがあるということで、見せてもらった。

クロー系?? それとも、ビビビ的なバグ系?? と一見すると思ったが、よく見てみるとよくわからない。一体これは・・・

とくちゃん「これは、ジャッカルのワムワム48にウォブリングをタテ4当分したものの2本をくっつけたものです。さらに、ウォブリングの先端にワムワムの先端にあったドリルをつけてます。名前は・・・ウォムウォム?(笑)」

とくちゃんは、最近ワムワム48にご執心のようだが、さらに自分流のアレンジをほどこし、他にもシザーコームの半分をくっつけたりとか数種類の"ワムワム改"を用意していた。

作り方や動きは、こちらの動画を観ていただきたい。ソルト入りとノンソルトの素材をくっつけているので沈下速度の違いから倒れ方も絶妙だとか。

現場でもとくちゃんの閃きはとまらない!

また、その日の状況にマッチしているルアーがないとわかれば、釣行時間を削ってでも手に入れる。福岡のプロショップ『ロッドマン』にて欲しい色のワームを選ぶとくちゃん。

とくちゃん「予想以上に濁りのキツかけんですね、ブラック系のアピール力の強い色がどうしても欲しかって思って。やっぱり半信半疑で投げるよりこれだって信用できるルアーで投げるほうがやっぱ釣れるけん」

そして、そのあとは・・・

①2本のウォブリングのテールをどちらもカット!!
②カットした先端をそれぞれライターの火で炙り・・・
③炙った面をしばらく押し付けるとウォブリングのストレート系ワームの完成!

買ったワームを、さらに即席チューン。取材中にチューンする人は見たことがあるが、火を使って既存のワームを度肝を抜く形へと変える人を筆者は初めて見た。さすが、遊びの天才と言われるだけある。

しかしながら、経験や閃きで持っているルアーをチューンする・・・これは、まあ結構釣りをするアングラーであれば一度は通る道なのかなとも思う。だが、ルアービルダーでもない限り、やはり既製品のパワーには勝てないことのほうが圧倒的に多いのではないだろうか。

しかし、このとくちゃんとかいう男は・・・。

自作スモラバ+ワムワム改で遠賀バスをキャッチ!

初投入の改造ワームでサクッと釣るのである。既製品のルアーパワーをも凌ぐでき栄えに本人も満足げ。

そして、さらに彼の釣りを見ていて感じたことがある。誘いから食わせ、フッキングまでの動作が美しいのだ。「バスがいれば食う」とはまさにこのことで、まるで来ることを予知していたかのようにアクションさせ、いとも簡単に竿をしならせた。

とくちゃん「サイズは正直、運やと思うとです。日によっても違うし、それこそ詳しか情報を持っているか自分で通いつめんと見えてこない。僕はバスを釣っていくなかでデカい魚と出会えればラッキーって感じ。でも、そのぶん数釣りやったら結構自信ありますよ」

アングラーとしての所作も完璧!!

釣り中のとくちゃんには脱帽させられっぱなしだが、それ以外でも彼にアングラーとしてのぬかりはない。

筆者がルアーマガジンモバイルの更新作業に夢中になっていると、とくちゃんが黙ってあるものを拾ってバッグの中に入れようとしていたのがわかった。どうしたのか尋ねると、だれかが捨てていったゴミを持って帰るとのこと。お願いして、写真を撮らせてもらった。

とくちゃん「なんか恥ずかしか〜(笑)。でも、やっぱりアングラーとして、あとは発信者としてこういったことには目を向けるようにしよるとです。最低でも自分のゴミは出さんように、あとはこうやることで釣りの神様が僕に微笑んでくれるように(笑)」

人の目を見て話すのが苦手なシャイな男は、照れながらも丁寧に言葉を選びながら本音で語ってくれたのだった。

ゴミを拾ったのが功を奏したのか、取材の最終盤でまさかのビッグファイトが!!?

とくちゃん「キタよ〜!! これは魚!!」

銀色の魚体が水中で光ったが・・・果たして!!

詳しくはルアマガモバイル&釣りよかHOUSE動画にて!!

この「特命釣行」の結果や1日を通した詳しい取材経過は、ルアーマガジン・モバイルでご覧いただきたい。

また、『釣りよかでしょう。』の姉妹チャンネル『釣りよかHOUSE』でも動画がアップされているので、こちらもぜひ見て欲しい。笑いアリ、涙アリ!?の展開に乞うご期待。

[文/東 “諸葛亮” 孔明釣りPLUS

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