【動画】世界に衝撃!史上最速のインドネシア人サッカー選手とは何者か?

 10月23日に行われたリーガ1(インドネシア1部)のミトラ・クカルとボルネオFCの試合で生まれた衝撃のゴールが全世界で話題になっている。アウェイのボルネオが2点リードで迎えた71分、同クラブ所属FWテレンス・プヒリが自陣付近でボールをカット、そのまま加速して最後は飛び出してきた相手GKもかわし、無人のゴールマウスにシュートを流し込んだ。そのスピードはまさに超人的。世界から注目されるには十分の衝撃プレーだった。なお、試合はボルネオが4-0で快勝している。

 テレンス・プヒリは、1996年生まれの21歳。スピード自慢のウィンガーで、デビュー当初は、同国の英雄であり、同じくウィンガーの“ボアズ・ソロッサ2世”などと呼ばれた。167cm(162cmとも)と小柄だが、爆発的な加速力とドリブル技術を持ち、クロスの精度も高いため、対峙するDFにとっては、かなり厄介な相手だ。年代別のインドネシア代表にも選ばれた経験があるが、A代表の招集歴はない。

 英大衆紙デイリー・メイルは、その速さをプレミア最速(時速35.5km)のドイツ代表MFレロイ・サネ(マンチェスター・シティ所属)以上と評し、アジアの各メディアでも、「ウェールズ代表FWギャレス・ベイルより速い」「人類最速のウサイン・ボルト級」などと大きく取り上げた。

 リーガ1は今年、元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンや元イングランド代表FWカールトン・コール、元コートジボワール代表MFディディエ・ゾコラ、元マリ代表MFモハメド・シッソコ、元ナイジェリア代表FWピーター・オデムウィンギーなど往年のスター選手を爆買いして話題になった。しかし、シーズンを経るにつれ、サポーター同士の衝突による死亡事件、ピッチ上での乱闘事件が頻発。最近では、試合中に味方選手と衝突したGKが死亡するなど痛ましい事故や事件が相次いでいた。今回のニュースは、インドネシアサッカー界にとって、久しぶりの明るい話題となった。

世界に衝撃!史上最速のインドネシア人サッカー選手とは何者か?

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