二宮和也×西島秀俊×綾野 剛×宮崎あおい、天才料理人の“最期の一皿”『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第299回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、11月3日から公開となる『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』を掘り起こします。

太平洋戦争の終焉、闇に消えた料理レシピの再現に挑む

1930年代、日中戦争前の満州国にやって来た天皇の料理番・山形直太朗は、陸軍の依頼で112品目から構成される伝説のフルコース「第日本帝国食菜全席」を考案。しかしそのお披露目の直前、ある陰謀によってそのレシピは歴史の闇に消えてしまった。

それから70年後の2000年代初頭。一度食べた味を完全に再現出来る絶対味覚 “麒麟の舌”の持ち主である天才料理人・佐々木充の元に、中国料理界の重鎮である楊清明という老人から、失われたレシピを探してほしいと依頼が…。

人気料理番組「料理の鉄人」を手がけた演出家・田中経一のデビュー小説の映画化を、秋元康が企画。

『おくりびと』でアカデミー賞外国語映画賞受賞という日本映画史上初の快挙を成し遂げた滝田洋二郎監督がメガホンを取り、二つの時代に現れた二人の天才料理人をつなぐ壮大なストーリーが展開します。

主人公の佐々木充を演じるのは、二宮和也。もうひとりの“麒麟の舌”を持つ料理人・山形直太朗役に西島秀俊。

さらに綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾、竹野内豊ら華やかな顔ぶれが名を連ねます。そして豪華絢爛な料理たちの映像化には料理界の重鎮、服部幸應が全面協力。

何故、伝説のフルコース「大日本帝国食菜全席」は、発表されないまま歴史の闇に消えてしまったのか…。天才的な味覚を持つ男が料理によって過去を辿っていくミステリータッチな作風が、観る者の五感を刺激します。

三ツ星レストランに出てくるようなセンスの良いメニューでなくとも、高い食材を用いなくても、作り手の愛情や思いが込められた料理は心に残るもの。

食とはただ空腹を満たすだけでなく、その人の人生の思い出や価値観につながる“何か”があります。ヒューマンドラマとしても重厚感があり、見応えある一作です。

ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜
2017年11月3日から全国東宝系にてロードショー
監督:滝田洋二郎
企画:秋元康 
原作:田中経一(幻冬舎文庫) 
出演:二宮和也、西島秀俊、綾野 剛、宮崎あおい、西畑大吾、兼松若人、竹嶋康成、広澤草、グレッグ・デール、ボブ・ワーリー、大地康雄、竹野内豊、伊川東吾、笈田ヨシ ほか
©2017 映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」製作委員会 ©2014 田中経一/幻冬舎
公式サイト http://www.last-recipe.jp/ 

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