元G助っ人がMLBで監督就任 上原も感慨「フィリーズの監督がキャプラー!」

レッドソックスなどでプレーしたキャプラー氏【写真:Getty Images】

キャプラー氏がフィリーズ監督就任

 以前、巨人でもプレーした経験があるゲーブ・キャプラー氏がフィリーズの来季監督に決まった。30日(日本時間31日)に球団が発表した。

 1998年にタイガースでメジャーデビューした元外野手はレンジャーズ、レッドソックスなどを経て2005年に巨人に入団。しかし期待されたような結果を残せずシーズン途中で退団。38試合の出場で打率.153、3本塁打、6打点だった。

 帰国後は古巣のレッドソックスなどでプレー。メジャーでは2010年にレイズでプレーしたのを最後に現役を退き、その後、解説者などを経て、今季はドジャースでファーム・ディレクターを務めていた。

 球団公式サイトでは本人や関係者のコメントを紹介。42歳で大役を命じられたキャプラー氏は「私はこの機会を光栄に感じ、恐縮、そして興奮しています」と語っている。また、マット・クレンタックGMは「ゲーブはリーダーシップがあり、進歩的な考えを持っている。若い選手と働いてきた。球団を未来に導くにはふさわしい人物だと信じているよ」と期待。一方、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「私は非常に興奮しているよ。若く、そして才能に恵まれた選手を抱える球団で、彼は素晴らしい仕事をすると思う」、「我々のファームシステムやカルチャーを彼は身につけている。彼は現在いる我々の選手に大きなインパクトを与えた」と話し、キャプラー氏の手腕に太鼓判を押している。

 元巨人助っ人のメジャー監督就任を受け、元チームメイトの上原浩治投手も自身のツイッターで「フィリーズの監督が、キャプラー! アメリカでも、対戦したことのある選手が監督になってきたなぁ」と感慨深げに綴っている。

(Full-Count編集部)

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