【きらり女性・信越地区の鉄鋼関連企業】〈藤田金屬・三条特殊鋼センター営業、金子麻衣子氏〉

知見生かし営業で活躍

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 三条特殊鋼センターで営業を担当する金子麻衣子氏。以前は事務職として営業アシスタント、配送指示、納期管理を担当。知見を生かし「営業を担当してはどうか」と声がかかった。打診があってから営業に就くまでの1年間で後進の指導など、万全の準備を行うことができた。

三条特殊鋼センター営業・金子麻衣子氏

 デリバリー管理で取引先と話す機会が多く「お客様と直接会ってみたいという気持ちがあった」という。営業活動を行う上で「最初、商品知識をどこまで求められているのか不安だった。1年たち技術的なことなど、むしろ教えていただくことが多い」

 「お客様の状況は日々変わり、お客様の納期に合わせて自社工程を調整する業務がある。事務職のころから社内調整は経験があるが、自社の工程担当者や生産担当者だけではなく、仕入れ先とも連携して急な追加注文、工程変更にどう対応するか相談し対応できている」と伊藤晴雄三条特殊鋼センター所長。

 変化した部分は「お客様の顔を見ることができ、何とかしなければとアシスタントのころより責任感が強くなった」という。指示、注文変更があった場合、行き違いを防ぐためにも必ず確認の書面を交わすことと教わった。

 「始めは自分の緊張がお客様にも伝わってぎこちなかったが、段々慣れてきて最近はお客様の笑顔が増えたと感じる。自分の持ち味は相手の球を受け止め剛速球ではないがキャッチボールをする。提案も少しずつできるように気持ちに余裕ができた」

 先日、社内で女性総合職の座談会が持たれた。「いろいろな話や意見が出て、自分では気づかなかったことに気付くことができた。意見を交えることでより働きやすい環境になれば」

 上司から

 ▽伊藤所長=「一人前の営業として自立してほしい。営業は機転を利かせることが大事。水のように相手の求める器に対応できる営業になってほしい」

 今後の抱負

 「先輩からまねできるところはまねして自分なりの営業のスタイルを作りたい。やっと自分の中で今の仕事が見えてきた。女性として(ライフイベントなどの)変化もあると思う。変化に合わせ諸先輩を参考に働きたい」