進藤・鉄連会長、神戸製鋼の品質不正問題「信頼回復に向け努力を」

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 日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は30日の定例会見で、神戸製鋼所の一連の不適切事案について、「信頼回復に向けた努力を続けてほしい。第三者による調査委員会の活動を見守りたい」と述べた。また、鉄鋼連盟が昨年見直した品質管理に関するガイドラインに触れ、「組織のあり方などを含め重要な要素を網羅したガイドラインで、それなりの効力はある。(業界としては)ガイドラインに沿った取り組みを強化する必要がある」と指摘した。

 ガイドラインの周知徹底や見直しなどについて、「(神鋼の)調査委員会の報告などを見た上で、検討したい」と述べるにとどめた。

 神鋼の事案などをきっかけに日本の製造業の信頼が揺らいでいるのではないか、との問いに対しては「(一連の不適切行為をきっかけに)日本のものづくり産業への信頼が揺らいではいけない。そうならないよう、真摯に努力していくべき」と強調した。

 新日鉄住金は神鋼の第3位株主。株主としての受け止めを聞かれ、「(安全検証などの)取り組みをしっかり進めてほしい」と述べた。安全検証などでの協力については、現時点で神鋼からの要請はないとした上で、「要請があれば検討したい」と語った。