新望遠鏡「君の名は?」  京大が愛称募集

新たな望遠鏡が稼働する予定の京大の岡山天文台(岡山県浅口市)=京大提供

 京都大は、岡山県で来年度から観測を始める国内最大の天体望遠鏡の愛称を募っている。京大では現在7個の望遠鏡が稼働するが、愛称を募集するのは初めて。担当者は「キラキラネームから渋い名前まで、力作を待っています」と期待する。

 新望遠鏡は、岡山県浅口市の京大の岡山天文台に設置。口径3・8メートルと東アジアでも最大級となる。小さな鏡を組み合わせて大きな反射鏡を作るなど、日本初の技術を詰め込んだ。ブラックホールが重力波を放出する時に伴う爆発現象などを観測する計画という。総工費は約20億円で、教員らも製作に関わり10年がかりで完成させた。

 京大の他の天文台では、観望会などを通してアマチュア天文家と交流を重ねてきた歴史がある。新型望遠鏡にも市民に愛着を持ってほしいと願い、愛称募集を決めたという。

 応募は12月20日まで。結果発表は来年3月を予定し、採用された人に記念品を贈る。さらに抽選で1人を開所式に招待する。詳細は「京都大学3・8m望遠鏡」のウェブサイトで確認できる。

 昨年は、彗星(すいせい)が重要な役割を果たすアニメ「君の名は。」が大ヒット。運命の人の名をモチーフにした物語が、星空への思いをかき立てた。公募を担当する理学研究科の野上大作准教授は「実際の宇宙観測もアニメに負けず面白い。ぜひ私たちの名前探しにも協力して」と呼びかける。

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