仲見世彩る現代アート 26日まで60点展示

 川崎大師平間寺(川崎市川崎区)の大山門前の仲見世通り商店街を舞台に現代アート作品を展示する「仲見世でアート2017」が26日まで開かれている。市内外の美術家でつくるアートかわさき実行委員会(関直美代表)の主催で7回目。入場自由。

 鉛で子どもの服を造形した高星孝明さん(同区)や商店の窓ガラスに絵を描いた嶋村有里子さん(中原区)など15人の美術家が彫刻やフラッグなど約60点を展示している。今年も山本伸樹さん(福島県)が電話ボックスを模した水槽に約100匹の金魚を泳がせた作品(1998年制作)を披露。七五三で参拝に訪れた子どもが「ポニョ(魚の女の子のキャラクター)だ」と眺めたり、若者らが「何これ?」と写真を撮ったりして注目を集めている。

 20、26日午後1時からは、地元アーティスト折元(おりもと)立身(たつみ)さん(20日)らのパフォーマンスも行われる。関代表は「作家たちが美術館やギャラリーを抜け出し、街に来た。『何をやっているのだろうか』と興味を持ってもらえたら」と話している。

 問い合わせは、同実行委事務局電話044(522)7288。

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