「安倍政権、選挙目的『平和憲法』の改正」北メディア

北朝鮮の内閣機関紙・民主朝鮮は7日、日本の安倍政権を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、先の衆院選で自民・公明の連立与党が勝利したことに言及し、「衆院選挙以後、安倍をはじめ高位人物らが一番先に言及した問題が憲法改正問題である」と述べた。

つづけて、「これは、安倍政権が衆院を早期解散して総選挙を行った根本目的が『平和憲法』の改正にあったということを物語っている」と指摘した。

また、「安倍政権が『平和憲法』の改正にそれほど神経をとがらせているのは現行憲法の『くびき』から脱せずにはとうてい自分らの海外侵略野望を実現できないからだ」とした。

さらに、「過去、日帝が大陸侵略に狂って働いた血なまぐさい犯罪のような悲劇が安倍政権によって再現される危険が一寸一寸近づいている」と強調した。

その上で、「日本の反動層は甚しく誤算している。日本の反動層は、再侵略野望に浮ついて無分別に振る舞った代価がどんなに凄絶であるのかをはっきりと悟ることになるであろう」と警告した。

© デイリーNKジャパン