“ありのままのわたし”を魅せる村上清加選手 村上清加選手(陸上)

「私はどんなに願っても、もう右足は生えてこない」小学生たちの前で特別授業をおこなった村上選手。ありのままの自分をさらけ出すことによって、何か伝わることがあるかもしれない。

きっかけは義肢装具士、臼井二美男さんとの出会いだった。自分の義足を2時間も3時間もかけて調整してくれている姿を見て「こんなに愛情や魂が詰まった義足を自分が着けていることが何か誇らしく感じてきた。義足は恥ずかしいものじゃない」
それ以来、講演だけでなく、義足のファッションショーやパラアスリートのポスター撮影などにも積極的に参加してきた。
今では義足を見せようとも隠そうとも思わない。「あくまで自然体」で街へ出る。ただ義足を見せた状態で電車に乗ると「威圧感があって席を譲らないと、と思わせてしまう」と笑って話す。

ロンドンでの世界大会に出場した際に何万人もいた観衆に驚き、街を歩いていても義足を見て何気なく笑顔で話しかけてくる人々を見て「2020年東京もこうなって欲しい」との思いがさらに強くなった。
そのためにも、もっともっと練習して初のパラリンピック出場という目標を必ず達成する。


村上清加(ムラカミサヤカ)

村上清加選手(陸上)

1983年7月2日生まれ 34歳 東京都出身
長谷川体育施設株式会社 所属
25歳の時に駅のホームを歩行中、貧血で倒れ線路に落ちたところを電車にひかれ、右足大腿部を切断。
2017年7月イギリス・ロンドンで開催された世界パラ陸上競技選手権大会に出場。
100m走で8位、走り幅跳びで5位。
東京パラリンピック初出場、メダル獲得を目指す。

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