来年1月で38歳になるガンバ大阪MF遠藤保仁。
近年はベンチスタートになるケースも増えたが、それでも未だに主力であり、今季のJ1でここまで28試合に出場している。
そんな遠藤が、ガンバ大阪の応援プログラム「GAMBA FAMiLY」に登場。
インタビューの中で「現役を長く続ける秘訣」を問われたのだが、「手を抜く」というその答えがなかなかおもしろい内容だった。
遠藤 保仁(ガンバ大阪)
「あんまないんすよね、秘訣がね。…ないっす」
(困ります)
「サッカーも遊びも楽しむっていうことですかね」
(全力で?)
「…いや、手抜きながら。
いや、だって絶対手を抜くことがあるじゃないですか、仕事で。あるでしょ?」
(…はい) 遠藤 保仁(ガンバ大阪)
「ほら。あるんですって、みんな。
絶対みんな100%真面目にやってきた人なんていないんで。そこは、全力で否定しますわ。
誰でも一回は手を抜いたりしたりしてると思うんで」
(ある意味、肩の力を入りすぎないことも良いってことですか?)
「うーん、上手く休むっていうね。
僕らで言うと、ボールを回しながら体力を温存していくっていう。
そういうことを練習中も、遊びの中でもやっていけば良いんじゃないですか。それが秘訣かなと思います」
「サッカーも遊びも、手を抜きながら楽しむ」と答えた遠藤。
全力で頑張ることが奨励されそうなアスリートの世界だが、「全力で?」という問いを真っ向から否定するあたりはいかにも遠藤らしい。
上手く休みながら体力を温存するというのは、遠藤のプレースタイルにも合った考え方だろう。