北欧の高炉メーカー「SSAB」、ゲシュタンプと共同で超ハイテン開発 バンパー向け、アルミより軽量

 北欧の高炉メーカー、SSABは、超ハイテン(高張力鋼板)の「ドコールPHS2000」を商品化したと発表した。自動車部品の世界大手であるゲシュタンプと共同開発したもので、車メーカーの軽量化ニーズに応える狙い。

 新ハイテンは従来からあるSSABの自動車用鋼板ブランド「ドコール」のメニューを拡げた製品で、類似した鋼材製のバンパーと比べ17%軽量化したほか、アルミニウム製のバンパーよりも軽いという。バンパーのほか、Bピラーやホワイトボディ(BIW)の部材などで採用を働きかけていく。

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