新日鉄住金、資材納入企業を表彰 栗田工業など3社、品質・コスト改善に貢献

 新日鉄住金は、製鉄所などで使う設備・資材の取引先を表彰する「パートナー表彰」で、資材部門の今年度の受賞企業を決めた。受賞企業は栗田工業(金賞)、日立金属(銀賞)、日本磁力選鉱(特別賞)の3社で、各受賞企業の工場で表彰式を行った。

 金賞の栗田工業は新しい水処理薬品を提案。これによって鋼材の生産過程で発生するダストの回収率が大幅に改善したという。日立金属は新材質の圧延ロールの提案が高く評価された。日本磁力選鉱はスラグを再利用した高品質再生フラックスの長期にわたる納入実績が認められた。

 新日鉄住金は、資機材の取引先企業の努力を称えるため、15年度から同表彰制度を始めた。今年度は3回目。

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