【J2熊本】引退表明のMF岡本 残り2戦、先発争いに挑む

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9日の練習後、走り込むMF岡本賢明(左)=県民総合運動公園サッカー場

 ロアッソ熊本の主将、MF岡本賢明(29)が今季限りでユニホームを脱ぐ決断を下した。「チームに貢献する回数が少なかった。主将という役割に見合う活躍をできなかった」と悔しさをにじませる一方、「これまでやってきたことを練習とピッチで出して終わりたい」と最後まで先発争いに挑む覚悟だ。

 引退を決めたのは10月半ば。「最後まで同じ土俵で先発争いをしたい。温情をかけてほしくない」と、シーズン終了までチームメートやファンに引退を明かさないつもりだった。だが、クラブの「功労者を快く送り出したい」という意向を踏まえ発表を決めた。引退後は「サッカーに携わりたい。解説者とかやってみたい」と思い描く。

 ルーテル高から2007年に当時J2の札幌でプロ生活をスタート。だが、09年に右膝を故障して以降は、けがとの戦いが続いた。「けがは、もう体の一部。つらくはなかった」と笑い飛ばすが、万全ならばJ1で活躍してもおかしくない逸材だった。

 11日のホーム最終戦の金沢戦後には引退セレモニーも予定されている。池谷友良監督は「気の利いたプレーができる選手。温情だけでは使わないが、コンディションは上がってきている。ベンチ入りのチャンスはある」と話す。FW巻誠一郎は「何とかヤス(岡本)を笑顔で送り出せるような試合にしたい」と意気込んだ。(野方信助)

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