JFEエンジのスマートアグリプラント、環境制御型トマト栽培施設で採用 新潟市で竣工

 野菜苗・花苗のエンカレッジファーミング(本社・新潟市西蒲区、社長・近藤敏雄氏)がJFEエンジニアリングのスマートアグリプラントを採用し建設した環境制御型トマト栽培施設H&Bガーデンが9日、同西蒲区越前浜7634で竣工した。

環境制御型トマト栽培施設H&Bガーデン

 JFEエンジニアリングはEPC(設計・調達・建設)を担当し、EPC外販第一弾の案件。北海道苫小牧市のプラントのノウハウを注ぎ込み建設した。栽培面積は2ヘクタール。高度環境制御によるミニトマトの溶液栽培を行い、年間出荷量は約400トンを目指す。

 新潟市長や国会議員、農業関係者が祝賀会に招かれ近藤社長は「経営の第2の柱として需要が多いミニトマトを国内最先端の施設で高い収量、高品質を目指したい」と語った。

 施工者挨拶で横山朝彦JFEエンジニアリング専務執行役員は「地元の関係者からご指導、ご声援、ご協力の結果無事に竣工。最新鋭の施設で必ずや事業拡大に貢献すると確信している。円滑な運営に今後も全力を注ぎたい」と挨拶した。

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