木々あふれる古都を評価 鎌倉市が「緑の都市賞」内閣総理大臣賞受賞

 公益財団法人都市緑化機構が主催する「緑の都市賞」で、鎌倉市の緑の基本計画推進の取り組みが最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。全国に先駆けた計画策定や、緑地保全の工夫が評価された。

 緑の都市賞は毎年、緑を用いた環境改善などに成果を上げている市民団体や企業、公共団体を3部門で表彰。内閣総理大臣賞は3部門を通じて1点選ばれる。

 同市は緑のまちづくり部門に応募。1996年に策定した同計画に基づき、古都保存法や都市緑地法に沿った保全制度の活用や、基金や市民向け公募債といった独自の財源確保策、市民や企業と連携した啓発活動などを長年展開し、「古都鎌倉の歴史的風土を構成する緑地や歴史遺産を着実に保全している」と評価された。来月4日に都内で表彰式が行われる。

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