地震2000年周期か 熊本大が南阿蘇村断層調査

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布田川断層帯の掘削調査現場で住民に説明する熊本大大学院の鳥井真之特任准教授(左下)=12日、南阿蘇村河陽

 南阿蘇村黒川地区で、熊本地震を引き起こした布田川断層帯を掘削調査している熊本大は12日、地元住民らに現地を公開し、「約7300年前から熊本地震までの間に3~4回の地震の形跡を確認した」と明らかにした。

 同大大学院の鳥井真之特任准教授(地質学)によると、農地に深さ5・5メートルの溝を掘った結果、少なくとも3回、多くて4回の地震による地層のずれを確認した。地中の火山灰の年代測定から、最も古い地層は約7300年前と判明。直近のずれは2千年ほど前とみて調べているという。

 調査では1500~2千年の周期で地震が起きた可能性があるとみられ、鳥井准教授は「周期はこれまでの予測と一致する。さらに詳細に調査したい」と話した。(堀江利雅)

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