復旧中の通潤橋、水のアーチ描く 山都町

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熊本地震の復旧工事に伴う通水試験の一環で、放水される通潤橋。付近は立ち入り規制が続く=13日、山都町

 山都町の国指定重要文化財「通潤橋」で13日、熊本地震の影響で休止中の放水が“復活”した。橋の復旧工事に伴う通水試験の一環。水量はやや少なかったが、被災前と変わらないアーチを描いた。

 通潤橋は、地震で橋上部の通水管の継ぎ目にある漆喰[しっくい]部分などが破損した。町は2019年3月末までの復旧に向け、今年6月から本格工事に着手。通水管周辺の盛り土を取り除き、漆喰の詰め替えをしている。

 通水試験は、通水管の漏水箇所を調べるため。観光で訪れた宇土市の野口勝義さん(73)、洋恵さん(72)夫妻は「工事中なのに、まさか放水が見られるとは思わなかった。復旧が進んでいるようで安心しました」と目を細めた。

 橋の復旧工事に伴う通水試験は3回目。今後も続け、漏水部分を確認しながら補修を進める。(臼杵大介)

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