友田長崎県議が出馬表明 来年1月の松浦市長選

 松浦市区選出の長崎県議、友田吉泰氏(53)は13日、同市内で記者会見し、任期満了に伴う同市長選(来年1月14日告示、同21日投開票)に無所属で立候補することを正式表明した。

 同市長選を巡っては今月に入って、3期目の友広郁洋市長(75)が不出馬を表明。友田氏は「合併後に誕生した新制松浦の基礎をつくりあげた」と友広市政を評価した上で「市民との対話を基本姿勢とし、民間の視点を加えてリノベーション(刷新)を起こしたい」と語った。

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働について「現時点では容認できない。住民の不安を払拭(ふっしょく)するよう国に安全対策など積極的な取り組みを求める」とした。伊万里松浦病院(同県伊万里市)の松浦市移転問題は「地域の医療機関との調整を図りたい」と述べた。

 友田氏は九州共立大卒。1999年に松浦市議に初当選した。4期目途中の2011年に県議に当選し現在2期目。一人会派「前進・邁進の会」に所属している。県議松浦市区は1人区のため、友田氏が辞職した場合、補選になる見通し。

 同市長選では今のところ、友田氏以外に出馬の動きはない。

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