日ハム中田、ドラ1清宮加入に刺激 同じ一塁に「必死にならないとダメ」

日本ハム・中田翔【写真:石川加奈子】

残留決断の中田、清宮を歓迎「ワクワクしている」

 国内FA権を行使せずに残留を決めた日本ハムの中田翔内野手が14日、球団がドラフト1位指名した早実・清宮幸太郎内野手の加入を歓迎した。

 高校通算111本塁打を放った清宮は近々、球団と仮契約を結ぶ見込み。「すごく楽しみというか。(ポジションが)ファーストでかぶっちゃうんですけど。ちょっと必死にならないとダメだなと思いましたね」。中田は笑みを浮かべながら同じ一塁手として大きな刺激を受けていることを明かした。「あれだけ有名な選手ですから、個人的にはすごく期待をしていますし、一緒にフィールドに立てるのはうれしいことなので、ワクワクしています」と続けた。

 高校球界屈指のスラッガーとして鳴り物入りで入団した境遇は自身と重なる。「自分もまだまだこれからの選手なので偉そうに教えられることはない」と言いつつも元来後輩思いの性格だけに、気にかけている。

「プロに入ってものすごい結果を残してくれると思うけれど、誰しも壁にはぶつかるもの。その時には僕がどうというよりもチーム全員で宝をサポートしてあげればいいのかな。自分も大きな壁にぶち当たった時に救ってくれたのは先輩たち。自分もそうできれば」とうなずいた。

 スーパールーキーが入ってくる一方、大谷翔平がポスティングでメジャー移籍をする。大きな戦力ダウンになるが、中田は悲観していない。

「チームにとって大きな穴ができてしまうのかもしれないけれど、力をあわせて乗り越えてやってきたチーム。代わりのピッチャーが出てくると思うし、何も心配していないです」

 ダルビッシュ有投手がポスティングでメジャー移籍した翌12年、下馬評が低い中で優勝した経験があるだけに、大谷の移籍を言い訳にはしない覚悟だ。「チームの選手全員で力を合わせて優勝、そしてまた日本一を目指してやる」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

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