住友商事、マダガスカル・ニッケル事業の権益追加取得の正式契約締結

 住友商事は、マダガスカル共和国で推進しているアンバトビー・ニッケルプロジェクトにおいて、株主間での出資比率の変更などストラクチャー変更の正式契約を締結したと発表した。同社、シェリット・インターナショナル(カナダ)、コリア・リソーシズ(韓国)の株主3社は同変更に関して5月に基本合意していた。

 同変更により、シェリットは従来の40%から12%に出資比率を落としてオペレーターを継続するとともに、15年末から停止していた株主資金拠出を停止時期にさかのぼって新しい持分比率に応じて再開する。住友商事はシェリットが保有する権益の15・2%を追加取得し、持分比率が47・7%と筆頭株主になる。

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