民進県連12月代表選 所属議員会議で実施

 民進党県連は16日、常任幹事会を開き、空席となっている代表を選出するため、所属議員会議で代表選を行うことを決めた。2019年の統一地方選、参院選を見据え、立憲民主党、希望の党と県レベルで連携を進めるには、早期に代表不在を解消する必要があると判断した。会議は12月に開く見通し。

 県連代表を巡っては、9月に後藤祐一氏(衆院比例南関東)が党を離れて希望の結党に参加し、後任の本村賢太郎氏(同)も希望との合流により10月に辞任。

 直後に衆院選を控えていたため、牧山弘恵氏(参院神奈川選挙区)が代表代行を務めていた。

 代表選規則は、県連大会で代表選を行うと定める。だが、先の衆院選で民進出身の候補者が立民、希望、無所属に3分裂したため、代議員の選出など手続きが煩雑な大会の早期開催は困難と判断。この日の常任幹事会で同会議でも選出できるよう規則を変更した。

 雨笠裕治幹事長は「統一選と参院選に向け、立民、希望と連携が図れるよう、体制を立て直す」としている。

 代表選は会議の1週間前に告示され、所属の国会、地方議員計約90人を対象に立候補を受け付ける。

 また、大和市議の古谷田力、厚木市議の望月真実、逗子市議の長島有里の3氏の離党届も同日受理した。

© 株式会社神奈川新聞社