2015年からリヴァプールを率いているユルゲン・クロップ監督。
ここでは、『squawka』による「クロップのもとで低下したリヴァプールの選手」を見てみよう。
DF:デヤン・ロヴレン
今夏、なぜリヴァプールはフィルヒル・ファン・ダイク獲得に必死だったのか。その理由はここにある。
先日リヴァプールはウェンブリーでのトッテナム戦で守備の脆さを露呈し、痛々しい降伏をすることになった。
不運にも1人の選手がその窮地を象徴することに…ロヴレンだ。
昨季以降、リヴァプールで最も多い守備的ミス(4回)を記録している。彼に残されたアンフィールドでの日々はわずかしかないように見える。
もしレッズがサウサンプトンDFを獲得できれば、クロップが起用できるオプションとしてアップグレードになるのは間違いない。
DF:ジョエル・マティプ
リヴァプールの守備に大きな批判が集まるなか、クロップは2016年夏にマティプをフリーで獲得してその状況を正そうとした。
そして、それは大当たりになったように見えた。だが、マティプは守備陣の責任の一端になっており、予想されていたような素晴らしい補強とはならなかった。
彼のミスはロヴレンほど注目されていないかもしれず、場合によって批判を免れることになっている。
FW:ダニエル・スターリッジ
クロップ就任1年目は印象的だったスターリッジ。だが、それ以降はかなり落ち込んでおり、もはやスタメンの地位さえ失っている。
クロップがロベルト・フィルミーノを最前線に配置したことで、スターリッジの成長は阻害された。ドイツ人指揮官の厳しいメソッドによって、彼は試合における自由を取りあげられたように見える。
怪我もその成長を阻害したのは間違いない。だが、途中投入されてもインパクトを作り出せないことが多く、クロップは彼の能力を最大限に引き出すことができていない。
DF:ラグナル・クラヴァン
アウクスブルクで頼りにされる選手だったクラヴァン。2016年夏にリヴァプール入りすると、すんなり馴染んだ。
当初はリヴァプールが長年抱える守備の問題に対処できうる獲得になったと思われた。
だが、シーズンが進むと彼はミスを連発し、中盤からのプロテクションもなかった。
現在の彼は完全に蚊帳の外になっている。ロヴレンとマティプが苦しみ続けているにもかかわらずだ。