ネツレン、熱処理のシュミレーション技術を開発

 ネツレンは、IH(誘導加熱)による新たな熱処理シュミレーション技術を開発した。有限要素法を活用して磁場と熱処理の連成を解析。温度や金属組織の分布に加え、焼き入れ時の変形量や応力の分布も高精度で予測できる。試作回数の低減や品質の向上に最適な熱処理条件の設定、不具合の事前回避などに有効という。

 ネツレンは新商品と新規事業の売上高について、今年度は連結で前年より4億円多い36億円を予想。売上高全体に占める比率は7%から8%に引き上がるとみている。

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