EU28カ国とEFTA(欧州自由貿易連合)の14年のアルミ缶リサイクル率が過去最高との72・9%となった。欧州(ロシア、トルコ、その他東欧諸国含む)では年間300億缶のアルミ缶がリサイクルされている。
今後も25年までに「域内リサイクル率75%の達成」を目標に、各国の製缶メーカーなどと協力してリサイクル意識の向上を目指していく方針。
欧州アルミニウム協会が7日に発表した14年のアルミ缶リサイクル率は前年比1・6ポイント上昇の72・9%だった。対象となった欧州30カ国のうち7カ国でリサイクル率が90%を超過。フィンランド、ドイツは99%、ベルギーも98%で前年実績を維持した。
前年に12%で域内最低だったクロアチアが39%まで数値を上げたものの、ポルトガルとラトビアが依然として30%に沈んだ。域内でもリサイクル化の進展に濃淡が出ている格好だ。