【NPBアワード】鷹サファテ&広島丸がMVP初受賞、断トツだった結果、記者投票の内訳を探る

広島・丸(左)とソフトバンク・サファテ【写真:荒川祐史、藤浦一都】

丸は唯一1000点超え、サファテは2位柳田にダブルスコア勝利

 NPBは20日、東京都内のホテルでプロ野球年間表彰式「NPB AWARDS 2017 supported by リポビタンD」を開催し、各賞の受賞者を表彰した。一番最後に発表された栄えある最優秀選手賞(MVP)には、セ・リーグは丸佳浩外野手(広島)、パ・リーグはデニス・サファテ投手(ソフトバンク)が選出され、ともに初受賞の栄誉に与った。

 MVPは記者投票によって選ばれる。新聞、通信、放送各社で5年以上プロ野球を担当している記者に投票資格が与えられ、1位、2位、3位に相応しいと思う選手に票を投じる。1位は5点、2位は3点、3位は1点を与えられ、合計点数の最も多い選手が最優秀選手に輝く。

 今季はセ・リーグの投票総数が286票(有効票286)、パ・リーグの投票総数が263票(有効票258)だった。投票結果はNPB公式サイトでも発表されており、丸、サファテはともに断トツの点数を得ての受賞となった。その一方で、広島の安部や野村、オリックスの山岡にも1位票が投じられるなど、1点でも獲得した“候補者”は、セが17人、パが19人、合わせて36人と多岐にわたった。

 投票結果の詳細は下記の通り。

【セ・リーグ】
        1位  2位  3位  総投票数 点数
丸佳浩(広)  196  46   16  258   1134
薮田和樹(広) 19   75   61  155   381
菅野智之(巨) 40   39   51  130   368
鈴木誠也(広) 14   58   37  109   281
田中広輔(広) 8   25   43  76    158
宮崎敏郎(De) 3   10   13  26    58
ロペス(De)  1   10   15  26    50
菊池涼介(広) 3   7    7  17    43
安部友裕(広) 1   3    1  5     15
野村祐輔(広) 1   1    1  3     9
鳥谷敬(阪)  0   1    3  4     6
筒香嘉智(De) 0   1    2  3     5
今村猛(広)  0   1    1  2     4
松山竜平(広) 0   1    1  2     4
大瀬良大地(広)0   0    1  1     1
糸井嘉男(阪) 0   0    1  1     1
ゲレーロ(中) 0   0    1  1     1
白票      0   8    31  39    55

【パ・リーグ】

        1位   2位  3位  総投票数  点数
サファテ(ソ) 180   24  11    215   983
柳田悠岐(ソ) 35    66  48    149   421
東浜巨(ソ)  12    55  46    113   271
菊池雄星(西) 22    29  45    96    242
デスパイネ(ソ)4    45  39     88   94
秋山翔吾(西) 1    9   16     26   48
則本昂大(楽) 2    8   11     21   45
岩嵜翔(ソ)  1    4   10     15   27
千賀滉大(ソ) 0    4   3      7   15
山岡泰輔(オ) 1    0   0      1    5
松井裕樹(楽) 0    1   0      1    3
黒木優太(オ) 0    1   0      1    3
今宮健太(ソ) 0    0   1      1    1
浅村栄斗(西) 0    0   1      1    1
源田壮亮(西) 0    0   1      1    1
山川穂高(西) 0    0   1      1    1
ペゲーロ(楽) 0    0   1      1    1
近藤大亮(オ) 0    0   1      1    1
西川遥輝(日) 0    0   1      1    1
白票      0    12  22     34    58

(Full-Count編集部)

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