豊田通商と三井造船、ケニアへクレーン供給

現地の港湾開発向けに

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 豊田通商は20日、三井造船と共同で、東アフリカ最大の商業港であるケニアのモンバサ港を開発する事業(フェーズ2)向けに港湾荷役クレーン16基の供給契約を締結した、と発表した。受注金額は約72億円。2020年をめどに納入を完了する計画。

 同案件は、日本の「質の高いインフラ輸出」の一環として国際協力機構(JICA)を通じ供与する円借款で実施するもの。本邦技術活用条件(STEP)が適用される。

 モンバサ港は、ケニア唯一の国際貿易港。ウガンダ、ルワンダなど東アフリカ地域内陸国への玄関港でもある。

 このためコンテナ貨物や鉄・鋼材製品、自動車などが入着し、同港のコンテナ貨物取扱量は伸長し続けている。2025年には貨物取扱量が約240万TEUに達する見込み。

 豊通は、ケニア共和国運輸インフラ省傘下のケニア港湾公社と供給契約を締結。三井造船製の岸壁用ガントリークレーン4基およびヤード用トランスファークレーン12基を納入するもの。

 同事業のフェーズ1で納入したクレーンと同じタイプで、クレーンの品質と技術力の高さが評価された。

 豊通では今年4月に「アフリカ本部」を設立。アフリカでのビジネスを加速しており、 ケニアを含む東アフリカ地域の物流活性化、経済発展に寄与するとともに、日本の「質の高いインフラ輸出」にも貢献したい考え。